河口山 宝地院 法蓮寺 [戻る]
川口の町を見下ろす高台にどっしりとした本堂が南を向く。
境内は歴史ある大寺に相応しい懐の深さが感じられる。
法蓮寺
川口町。時宗藤沢遊行寺(清浄光寺)末。開山遊行寺第2世
他阿真教上人。本尊阿弥陀如来。勢至菩薩。
創建は1304年(嘉元2)で、1591年(天正19)に御朱印10石
を拝領した。また、天正年間(1573〜92)、武田氏滅亡に伴い、
周氏の女が尼になりこの寺に住んでいたといい、この尼は
元禄山玉田寺の開基玉田尼というが疑問が残る。
江戸末期には末寺4寺を擁し、境内も総門、表門、本堂、方丈、
鐘楼、薬師堂、阿弥陀堂などを備えていた。
(八王子事典の会『八王子事典』2001年1月 より引用)
市内には数少ない時宗の寺院である。また、境内には原子剛、
楠正成の顕彰碑が建ち、歴史や文化に彩られた川口の町を
象徴する寺院である。