八王子の景色   小佛山 寶珠寺                                           [戻る]



休日の朝ともなると、高尾駅北口から小仏へと向かう路線バスは
登山客で満員になる。
終点のバス停から小仏峠へと向かう旧甲州道中の左手に見えて
くるのが、「小仏」の地名の由来ともなった小佛山 寶珠寺である。

宝珠寺
裏高尾町。一名だんじき寺という。小仏山宝珠寺。臨済宗山田
広園寺末。開基は行基菩薩といわれ、開山は天台座主道明上人。
後、応永年間(1394〜1428)に草翁天間上人が中興、臨済宗
に改宗された。本尊釈迦如来。
室町末期までは景信山の麓にあったが、再三の野火により焼失、
現在地に移転された。小さい本尊であったことから、「小仏」の地名
がつけられたものともいわれている。関東随一の「断食道場」として
知られている。

(八王子事典の会「八王子事典」より)









かつては「断食道場」として知られていたというが、現在では断食の
修行は行っていないという。

寶珠寺は、都天然記念物の「小仏のカゴノキ」や「三度飛脚の常夜
燈」があることでも知られる。