八王子の景色   慈円山 法心寺                                       [戻る]



小津町で唯一の寺である法心寺。

バス道から離れてクネクネと曲がる細道を登った先に結界石が
見えてくる。
ここは曹洞宗の禅寺である。

両側に石仏が並び、木々が茂る石段は苔むして風情がある。
登り切った先は、正面にドンとした本堂が建っている。














法心寺
小津町。慈円山法心寺。曹洞宗恩方心源院末。本尊釈迦如来。
本寺は天正年間(1573〜92)に玉田存隣上人によって創建され
た小津法雲寺と慶長年間(1596〜1615)に天永琳達上人に
よって創建された月心寺の2寺を1890年(明治23)1月に併合、
両寺から各1字をとり法心寺と命名し創建した。
境内の薬師堂は江戸時代には月心寺の境内にあったもので、
老朽化したため、1983年(昭和58)11月再建、落慶した。

(八王子事典の会『八王子事典』より)

併合した法雲寺と月心寺の2寺から1字づつを取って法心寺の
名が付けられたというのは何か意外が感じがする。

「法雲寺」も「月心寺」、そして「法心寺」。
それぞれ寺名だと思う。

境内はさほど広くはないが、薬師堂や洗い薬師などがある。