保井寺 観音堂 [戻る]
堀之内にある保井寺の境内に建っている観音堂は宝形造りの端正
な建物で、堂内には如意輪観音様が祀られている。
観音堂 (昭和五十六年建立)
本尊 如意輪観世音菩薩
当寺の如意輪観音様は、今から約百年前に町田、小山田の寺で
廃仏毀釈の為に壊される寸前だったところを、当寺二十三世住職
が愁いて保井寺に安置致しました。
また今から四十五年前の御開帳の時に、観音様の手が一つ消失
してしまいましたが、その十年後に寺沢川の中から無傷で発見され、
奇跡的に戻ってまいりました。
そして昨年(平成十九年四月十八日) 法要終了後手が二本はずれ、
三百八十年ぶりの修理と相成り、まるで自分の意思があるような、
まことに不思議で霊験あらたかな観音様であります。
平成二十四年吉祥日 住職 合掌
2011年(平成23年)は武相卯歳観音御開帳の年であった。
12年に一度の卯歳の年に武相の四十八ヶ所の観音霊場が一斉に
ご開帳となる。
保井寺観音堂はその第12番札所である。