八王子の景色   七面山 法華寺                                         [戻る]



瀟みなみ野の宇津貫公園がある小高い丘の東側は七面山 法華寺の
境内になっている。
桜に囲まれたスロープを上がったところに、鐘楼や本堂が建っている。
この寺の境内は、いつも美しく整えられていて、清々しい気持ちになる。

地域の歴史 法華寺 通称「宇津貫の七面様」
JR横浜線「八王子みなみ野駅」西口から約1キロ、大通りを南下すると、
右手の小高いところに建てられているのが法華寺です。
このお寺は、いまから約三百十年前の元禄二年(一六八九)、本立寺
(市内上野町)六世日永上人により、宇津貫内に住む法華信者のために
三間四面の寮(堂)を建立、日蓮上人の像を安置されたのが始まりです。
昭和五十四年四月、日蓮聖人第七百遠忌の記念事業の一環として、
本立寺境内に建立されていた、摩利支天堂を本堂として移築することと
なり、昭和五十八年八月に本堂移築を完成いたしました。
「七面山 法華寺」は通称宇津貫の七面様と言われていることから山号を
「七面山」と称し、古来から、宇津貫の法華信仰の拠り所であったので
「法華寺」を寺号としたもので、地域布教の道場として親しまれています。
                             法華寺住職 佐藤秀道
(境内の掲示板文書の一部を省略して転載)




この本堂が、上野町の本立寺の摩利支天堂を移築したものだというが、
移築されたものとは思えないほど、この場所にしっくりと馴染んでいる。




















端正な本堂の建物に見られるユーモラスな木鼻の彫刻に和まされる。