日枝神社(川口町) [戻る]
どっしりとした石鳥居の重量感に圧倒される。
空に向かって高く延びる神木の杉の木は遠くからでもよく目立つ。
鳥居とは対照的に、穏やかな曲線を見せる屋根が安心感を与えて
くれる川口町の日枝神社は、古くからこの地の鎮守として崇められ
ていた。
日枝神社
東京都八王子市川口町一一五三番地
御祭神 大己貴命(大国主命) 招福 縁結びの神
大山咋命(山神) 林業守護の神
由緒 当社の祭神は滋賀県、日吉大社の西本宮を奉斎する。
創建の年代は詳でないが、遠く嘉元(一三〇三〜一三〇五)
以前にさかのぼる。(河口山法蓮寺縁起による)
天文四年(一五三五)社殿再建の伝承がある。社地の南方
は弥生時代の住居跡と推定され、古くからこの地が住民の
信仰の場であったものと考えられる。
古くは村社として、その後川口の鎮守として、人々の尊崇厚
く昭和四十四年(一九六九)に社殿を造営し、氏子崇敬者に
よって祭祀が行われている。
手入れが行き届いた境内からは、氏子の崇敬の篤さが感じられる。