八王子の景色   日枝神社(大和田町)                       [戻る]



大和田の坂下に日枝神社に上がる急な石段が見える。
この狭く急な石段を上がった先に日枝神社の広い境内がある。
均整の取れた美い社殿とその周りの玉垣は、この地域の鎮守と
して崇敬されてきた神社の威厳が感じられる。

日枝神社の由緒
日枝神社の御祭神 大山咋神は滋賀県近江の国比叡山に坐し、
山の神であると共に、広く地主の神として崇められ、大地を支配し、
万物の成長発展や産業万般の守護神として、その御神徳は、
広大無辺であります。
徳川幕府が安定し、江戸の町が栄えるに伴って、赤坂日枝神社を
総鎮守とする日枝神社が各地に分祀され、当神社は、「山王さま」
と呼ばれて大和田村に人々に崇敬され、「新編武蔵風土記稿」の
中には
『山王社社地 四十七間に三十間,村の東よりの境にあり 鎮座の
初を知らず 御朱印社領五石を賜はれり』と記載されております。
また、新選組副長の土方歳三か一番組隊長の沖田総司が京の
都に上る以前の血気盛んな頃、昼なお暗い山王さまの社で大
暴れしたくだりが、作家司馬遼太郎の不朽の名作『燃えよ剣』に
詳細に描かれております。
現在の社殿は、昭和五十年に氏子の方々のご浄財により造営
され、厄除け・商売繁盛・合格祈願・病気平癒等広く崇められて
おります。
(境内の由緒書きより)




昭和50年の造営というから、まだ40年弱しか経っていない。
それにしては、歴史が感じられる社殿。

どの方向から見ても、美しい姿をしている。