永林寺 総門 [戻る]
下柚木の永林寺を初めて訪れたのは4〜5年前だった。
この赤門の前に立ったときに、「こんな大寺院が由木にあったのか。」
と大変に驚かされた。
それまで、永林寺の存在すら知らないでいたのだった。
総門
天文十五年(一五四六年)建立。文禄四年に野火により焼失。宝暦元
年(一七五八年)に再建される。一間薬医門切妻造り銅板葺き。
公家格式十万石を徳川家康公により与えられた永林寺は、朱塗りの門
と壁の五条線が許され、これより、由木の赤門と呼ばれている。
総門は、文政十年(一八二八年)に八王子小町土佐棟梁により大改修
され、平成八年に世田谷安田昭二棟梁により再大改修され現在に至る。
御仏の深き恵みの法の道 金峰に響く鐘の音
この門より内は、仏様、ご先祖様の住まわれる世界であります。清浄な
身と心で参拝致しましょう。
(説明板より)
総門の巨大さと細部まで造り込まれた造形美、そして鮮やかな朱色
による圧倒的な存在感は、特別な寺院であることが強調されている。
総門を見上げると、巨人に見下ろされているような威圧感がある。