永林寺 豊川稲荷奥之院 [戻る]
永林寺境内の片隅にある『由木豊川稲荷奥之院』の石標。
石段の上には、紫色の布がかかるコンクリートの祠がある。
石段を登り、布をめくって中を拝見すると・・・。
ここは『秘宝館』か?と思わず目を疑ってしまった。
そこにあるのは、黒御影石製の男性器と女性器のご神体?
小さな鳥居の前にも、男性器・女性器の木彫や、男女が抱き合
う姿の彫刻などが並べられている。
永林寺のイメージとはかけ離れてたこの光景は何なのだろう。
性器崇拝の不思議な空間はどう解釈していいか判らないが、
稲荷神社とは、もともとは「稲生り」が転じた言葉で、本来は
五穀豊穣の祈りだったものが、神様に祈願する人達の祈りに
合わせて対象が拡がり、商売繁盛や家内安全、子孫繁栄など
も祈願するようになったものだという。
では、この奥之院は子孫繁栄を神に祈るための聖域であると
考えればいいのだろうか。