小宮曲輪枡形虎口(1) [戻る]
小宮曲輪の西端には厳重な防御構造が見られる。
写真は小宮曲輪の外側から見たもので、中央の道が城道である。
城道は犬走りのように狭く、左に屈曲しながら登り坂になる。
この細道で敵は一列になって進む他はなく、そこを上部の曲輪
や櫓からひとりひとり狙い討ちされることになる。
小宮曲輪と枡形虎口(北の備え)
山の神曲輪方面から小宮曲輪へと攻め進むには、枡形虎口
(出入口)を通過しなければならない。敵は狭い通路で
一列縦隊にならざるを得ない。それに対して城兵は、敵の
頭上や側面から弓矢、槍、鉄砲で攻撃をする。敵にとって
はてごわい場所に攻め入ることになる。
設置年月日 平成24年3月 文責 滝山城跡群・自然と歴史を守る会
東京都西部公園緑地事務所
小宮公園サービスセンター
(遺構説明板より)
犬走り状の細道は右に小宮曲輪から突出した曲輪からの頭上攻撃
と側面攻撃を受けながら進まなければならない。
また、道は右に折れているためにその先を見通すことができない。