甲州道中八日市宿跡 [戻る]
八日町の歩道脇に 甲州道中 八日市宿跡 の碑がある。
滝山城下にあった横山・八日市・八幡の3宿は、八王子城下
へと移転。八王子城落城後に現在の市街地に再移転した。
現在の八日町は、八日市宿が置かれた場所である。
八日市宿跡について
戦国時代の終わりごろ、それまで関東を治めていた後北条氏
が滅ぼされると、豊臣秀吉の命を受け、徳川家康が新たな領主
となりました。
家康の統治下となった八王子では、それまでの八王子城下
(現在の元八王子)から現在の市街地へ街が移転され、新しい
街づくりが始められました。まず東西の道(甲州道中)が整備
され、東から横山・八日市・八幡の三宿が開かれました。
江戸時代に入ると、八王子は甲州道中の宿場町として、また地
域経済の中心都市として発展しました。なかでも八日市宿は
横山宿と並び本陣と脇本陣がおかれ、山上家や新野家が本
陣役を勤めるほど、八王子の中心的な役割を担っていました。
四のつく日は横山宿、八のつく日は八日市宿で六斎市が立ち
多くの人々で賑わいました。
(解説板より)
江戸時代に八王子十五宿の中心として横山・八日市・八幡の
3宿は栄え、昭和の時代までその繁栄は続いていた。
30年程前までは、甲州街道に沿ったこの3宿の地が八王子
の商業の中心地だった。