相即寺山門の銃弾痕 [戻る]
泉町の相即寺は、疎開中に米軍機の機銃掃射を受けて命を落とした
神尾明治君にまつわる「ランドセル地蔵」で知られている。
そして、この寺の山門にも、銃弾の跡が残っている。
おそらく、明治君が撃たれたのと同じときの機銃弾であろう。
悪化していた戦局を知りながら徹底抗戦を主張する軍部のために
子ども、女性、老人を含む民間人が数多く犠牲になった。
「ランドセル地蔵」をはじめ、「湯の花トンネル列車銃撃事件」や
8月2日の八王子空襲など、市内でも多くの被害を受けている。
日本を取り巻く状況は、憲法改正や周辺諸国との領土問題など
「戦争」の文字が浮かび上がりつつある。
天皇陛下がお心を痛められてこられた「先の大戦」。
日本の国民が、もう一度振りかえる必要があるのではないだろうか。
米軍機のハーフインチ弾(12.7mm)機銃の弾痕と思われる。