下原刀匠山本但馬國重鍛刀の地 [戻る]
下恩方の住宅地に石碑が建っている。
碑の正面には、
市指定史跡 下原刀匠山本但馬國重鍛刀の地
碑陰には、
山本但馬國重は山本康重家より元和三年(一六一七)に分家
したと傳えられ徳川氏の鍛冶を勤めるにおよび除地一町五畝
を賜り苗字帯刀麻裃の着用を許された下原鍛冶一門の刀匠
である。
次代は但馬椽を受領その後代は但馬守を冠し藤原を名のり
國重と刻した九代に亘り鍛刀し多くの刀工を育成して大いに
栄えた
昭和五十二年十一月五日
八王子市教育委員会
山本國重顕彰碑建設実行委員会
とある。
下原刀匠の初代周重は下恩方辺名の地で下原刀の鍛刀を
始め、その子二代目周重は、北条氏康から一字を賜り康重と
改名する。
山本但馬国重は、この康重家から江戸時代初期に分家した
ものである。