高乗寺總門跡 [戻る]
「曹洞宗龍雲山高乗禅寺總門跡」と書かれた石柱が初沢町の浅川中学校
正門近くに建てられている。
高乗寺は、ここから西に1km程奥に入ったところにある歴史のある寺院で、
かつて、ここには高乗寺の総門があり寺へ続く参道の両脇にはその子院
が数多く並んでいた様子を描いた絵図が残っている。
沿革
当寺は応永元年三月(一三九四)長井大膳大夫乗公の開基、開闢始祖
は臨済正伝勅賜法光円融禅師峻翁令山大和尚である。
長禄元年(一四五七)空海禅忠大和尚に依り現在地へ移転、永正二年四月
(一五〇五)木師通庵浩達大和尚を群馬県最興寺より請して曹洞宗乗寺
を開創した。尓来連綿今日に及ぶ。
高尾霊園は昭和四十年三月(一九六五)当寺現住大雲信孝大和尚に依り
当山寺有地内に開設され、檀信徒及び有縁の施主が使用する乗寺経営
の公園墓地である。
此の地は乗寺總門跡であり二間四方丸柱六本扉無しの古色豊か總門跡
があった由である。
(總門跡の石柱の裏面文より)