八王子の景色   橋屋の柿の木                    [戻る]


高尾山の登山口に風情ある店を構える高橋屋。
登山で汗をかいた体にビールを流し込んで蕎麦を手繰ると、
自然の中に身を置いた一日が充実したものになるように感じ
られる。

その高橋屋の1階の屋根を突き抜けて、1本の柿の木が枝を
大きく広げて、繁った葉の間には柿がたくさん実っているのが
見える。



















暖簾を潜って店内に入ると、目の前に注連縄を巻いた幹が
天井を貫いている。

樹齢百五十年
店の屋根を慣
(ママ)くこの木は、橋屋と
共に生きてきた柿の木です。
また、筧より流れている水は、尾山より
湧き出す清水です。

と書かれた立札が幹の根元に立っていて、この樹が大切に
されてきたことがうかがえる。