八王子の景色   大石宗虎屋敷のサルスベリ            [戻る]

街中にサルスベリの花が目立ってきた7月下旬の猛暑の日。
大石屋敷のサルスベリは咲いているだろうかと見に行った。
花はわずかしか咲いていなかったが、青空に向けて枝を張る巨樹は
相変わらず存在感十分だ。

市指定天然記念物 大石宗虎屋敷のサルスベリ
所在 八王子市松木
指定 昭和四十五年二月
ここは松木台と称し、永禄(一五五八〜一五六九)の頃、大石信濃守
宗虎が居館を構えていたと伝えられている。
このサルスベリ(百日紅)は、その頃のものと思われる。
樹令約四〇〇年、根もとの周囲三m余、樹高一五mと近在にもまれ
な巨木である。
          昭和五十四年十一月三十日
                            八王子市教育委員会

(八王子市教育委員会の案内板より)

八王子地域を支配していた大石氏だが、主君山内上杉氏が河越夜戦
で北条氏康に敗れたため、北条氏照を養子として支配権を委譲する。
大石氏の名は、この近くの「大石やかた公園」に残っている。












大石宗虎屋敷のサルスベリの花