南大沢のオオツクバネガシ [戻る]
南大沢・八幡神社の境内にある巨樹は崖上に立っているが、しっかり
と張った根でその巨体を支えている。
市指定天然記念物
南大沢のオオツクバネガシ
所在地 八王子市南大沢一丁目二六二番地
指定年月日 昭和四十六年四月二十一日
この木は、明治十三年正月の八幡神社の火災により災禍を受けて
枯死してしまったと思われていたが、しばらくして再生したので、地元
では「不死身のアカガシ」として大切にされていた。樹幹はすっかり
空洞化しているが、今なお生気が盛んである。
当初はアカガシと思われていたが、実際には高尾山中のものを標識
樹としたオオツクバネガシで、アカガシとツクバネガシとの間種である。
○ ツクバネガシ 「衝羽根樫」は、正月遊戯の「追い羽根」に使用
する羽根に似て、葉が小枝の先に四枚出ている
ところから名づけられたといわれている。
平成二十年一月三十一日
八王子市教育委員会
(八王子市教育委員会の説明板より)
幹は空洞になっているが、枝は大きく広がり葉が繁っている。
植物のたくましい生命力を感じることができる。