追分交差点(歩道橋撤去) [戻る]
追分の交差点に架かっていた西側の歩道橋が撤去された。
歩道橋の改修工事があると聞いたのは2年前の春。
歩道橋の横に江戸の足袋職人・清八が建てた道標があった。
それが、西八王子寄りに数十メートル移動されているたので、
近くの交番で理由を尋ねると、「歩道橋の改修工事が始まる
ので移動した。」とのことだった。
しかし、それから1年半以上も経ってようやく工事が始まった。
「追分の交差点には歩道橋がある」という刷り込みがあるので
それがないという景色はマヌケなようでもあり、新鮮でもある。
いや、やはり歩道橋が無い方が景観としてはすっきりする。
これまでの歩道橋は、東側と西側が独立していたため、東の
中の島部から西の中の島部へ行くには、歩道橋を上がり、一
度下りて、また上がって下りるという不便なものだった。
新しく架け直すのであれば、この不便は解消してもらいたい。
こんな角度から追分交差点を写した写真を見たことがある。
昭和初期、甲州街道の中央を武蔵中央電鉄という路面電車が
走っている風景だった。
電車が走っていた軌道は、手前から左へと延びる白い点線の
右側あたり。
今では、路面電車が走っていたとは想像もできない。